2016年7月9日(土)〜13日(水)まで、ネパールのマタティルタ(Matatirtha)村を訪問し、Ibashoネパールの活動についてのワークショップを行いました。
ワークショップでは地域の方から取り組みたい活動として、①鉢植え植物の栽培(Potted Plant)、②農園(Vegetable Farming)、③堆肥作り(Compost)、④ハンドクラフト(Handi Craft)があげられました。
ワークショップをふまえ、Ibashoネパールの活動が始まっていますので、近況をご紹介させていただきます(以下はIbashoネパールのFacebookのページの文章・写真などを元にしたものです)。
ワークショップが行われた直後の7月14日(金)、カトマンズのソーシャル・ベンチャーで、Ibashoネパールのプロジェクトのコーディネーター、BihaniのSさんらがマタティルタ村を訪問し、高齢者住宅(Matatirtha Oldage Home)にてメンバーとミーティング。ワークショップ時に確認していた通り、ミーティングでは①鉢植え植物の栽培(Potted Plant)、②農園(Vegetable Farming)、③堆肥作り(Compost)の各プロジェクトのリーダーが確認されました。村にある女性、高齢者、そして、子どもの3つのグループから、それぞれの活動のリーダーが選ばれたとのことです。
7月のワークショップの終わりに、活動の輪を広げるため次のミーティングには知人を誘ってきて欲しいと言う話をしました。これを受けて、何人かは自分の知人をミーティングに連れてきてくださった方もいたとのこと。
翌週、BihaniのSさんらは再び村を訪問し、メンバーらとプロジェクトを行う敷地の確認。敷地は高齢者住宅に隣接する土地で、メンバーらは敷地の清掃を行いました。
8月25日(木)、村の高齢者住宅にてIbashoネパールのミーティングが開催。ミーティングには村の高齢者・女性の約20人と、Bihaniのメンバー5人が参加。ミーティングでは、Ibashoネパールのプロジェクトとして、まず、①鉢植えとして販売するための花の栽培(Plantation of Flowers to be sold as potted plants)、②農園での野菜作り(Vegetable Farming)、③堆肥作り・リサイクル(Composting / Recycling waste)の3つの活動に取り組むことを確認。
メンバーは早速、マリーゴールド、センニチソウ、シャクナゲなどの花、そして、カリフラワー、キャベツを植えたとのこと。そして、これからどのような花や野菜を栽培していくかは、季節をみながら考えることに。
この日のミーティングでは野菜栽培に向けた堆肥作りの方法を学ぶため、エコ・ヴィレッジを訪問することも話し合われました。
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8月29日(月)、先日のミーティングで話し合われた通り、エコ・ヴィレッジを訪問しての見学会が行われました。訪問したのはカトマンズ南西にあるケヴィン・ロハン(KRMEF=Kevin Rohan Memorial Eco Foundation)というエコ・ヴィレッジ。
マタティルタ村の女性、高齢者とBihanのメンバーら約30人がエコ・ビレッジを訪問し、バイオダイナミック農法による野菜の栽培や堆肥作りについて見学したり、話を聞いたりしました。
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なお、このエコ・ヴィレッジには農園の他、カフェ、学校、地域の空き家を買い取ったクリニックといった各種施設があります。また、大使館から出されたシュレッダーにかけられた書類と牛糞を原料とした着火剤の製作、アクセサリー作りなども行われています。
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9月8日(木)、プロジェクトのミーティングが開催し、30人ほどが参加。このミーティングでは、今後のプロジェクトの進め方についての話し合いが行われました。
堆肥作りについては、エコ・ヴィレッジで見てきたことを確認。敷地も決まり、雨期が終われば堆肥作りをスタートすることを確認。
鉢植えの花の栽培は既に始められていますが、ミーティングでは新たな種類の花を栽培すること、そして、リサイクルとして回収したペットボトルを鉢植えのためにどのよう使ったらよいのかというアイディアの交換が行われました。写真のようにメンバーからはペットボトルの使い方について様々なアイディアが出されたようです。
農園では既にカリフラワー、キャベツの栽培がスタートしていますが、雨期が終われば新たな野菜として豆、ラディッシュ、カブ、からし菜、人参、ニンニク、玉ネギを終えるという意見が出されました。
この日のミーティングでは9月10日の集まりについての話し合いも行われました。9月10日にメンバーは村で集まりを開き、プロジェクトについての意見交換と、より多くの人をプロジェクトに加わってもらうために高齢者のクラブを作る計画だとのこと。高齢者クラブには、少なくとも25人の高齢者がクラブに加わるようです。
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マタティルタ村を最初に訪問して約半年、最後のワークショップを開催して約2ヶ月が経っていませんが、Ibashoネパールは様々な人々を巻きこみながら、徐々に活動が展開されています。